変化に強く、折れない心を育てる

レジリエンスとは?
――――折れない心を育てる”しなやかな力”――――

レジリエンスとは

「レジリエンス(Resilience)」とは、ストレスや困難、失敗、環境の変化などに直面したときに、**”立ち直る力””しなやかに回復する力”**のことを指します。

人は誰でも、失敗したり、落ち込んだり、うまくいかないときがあります。

レジリエンスとは、それを「無かったことにする」力ではなく、**”受け止めて、また前を向く力”**です。

レジリエンスが高い人の特徴

  • 感情をコントロールできる(冷静に物事を判断できる)
  • 落ち込んでも、自分を責めすぎない
  • 必要なときは周囲に相談できる
  • 困難を”成長のチャンス”と捉える
  • 小さな成功を積み重ねて、前進できる
  • 失敗や課題を”学び”として受け止める
  • 自分の限界を正しく理解している
  • 感謝や前向きな視点を持ち続けている

レジリエンスは特別な性格ではなく、誰でも育てられる力です。

なぜ今、レジリエンスが必要なのか

仕事・家庭・人間関係―――

私たちが取り巻く環境は日々変化し、プレッシャーや不安も増えています。

・職場の人間関係に疲れてしまう

・ミスをして自信を失う

・「頑張らなきゃ」と思っても動けない

そんなときに支えてくれるのが、レジリエンス。

心を整えることで、思考も行動も変わり、キャリアにも前向きな変化が生まれます。

Maplyが考える「しなやかさ」

Maplyキャリアブリッジでは、レジリエンスを「強くなる力」ではなく「整える力」と考えています。

――我慢することではなく、整えること。――

――抵抗することではなく、受け止めること。――

”整える強さ”があるからこそ、人は優しく・柔らかく・長く頑張れる。

それが、私たちが支援したい「しなやかさ」です。

レジリエンスを育てる3つのステップ

3つのステップ
ステップ 内容 効果
1:自分の心の状         態を知る 感情・思考のクセを客観的に見つめる 自己理解と冷静さが増す

2:考え方のクセを整える

3:小さな行動を積み重ねる

「できない」→「できるかも」に視点を転換

成功体験を積み重ねて自信を育てる

前向きな行動力が戻る

自己効力感(やれる感覚)を高める

Step1:自分の心の状態を知る

まず大切なのは、「自分の今の状態に気づくこと」。多くの人は、ストレスや不安を感じても「忙しい」「大丈夫」と言い聞かせてやり過ごしています。しかし、自分の感情や身体のサインに気づくことが、レジリエンスの出発点です。

例)

・最近、イライラしやすくなっていないか?

・眠れない・集中できない日が増えていないか?

・「自分だけが悪い」と思い込んでいないか?

こうした”気づき”を言葉にし、客観的に見つめることで、感情に飲み込まれずに冷静な判断ができるようになります。Maplyでは、こうした自己理解を深めるためにEQ(感情知性)診断対話セッションを取り入れています。

Step2:考え方のクセを整える

私たちは皆、”思考のパターン”を持っています。「どうせ自分には無理」「失敗したら終わり」といった**自動思考(ネガティブな思い込み)**が、ストレスや落ち込みを深める原因になることがあります。

レジリエンスを育てるためには、その思考を「現実的で柔らかい視点」に整えていくことが大切です。

例)

✖「また失敗した。自分はダメだ」

→「今回のやり方ではうまくいかなかった。次は少し変えてみよう」

思考の”再構成”ができるようになると、出来事に振り回されず、前向きな選択ができるようになります。

これは心理学でいう認知の柔軟性であり、Maplyのレジリエンス支援でも重要なステップとして扱っています。

Step3:小さな行動を積み重ねる

レジリエンスは「考え方」だけでなく、「行動」によって強化されます。いきなり大きな変化を求めず、**小さく動く**ことが重要です。

例)

・1日10分、自分のための時間をつくる

・今日あった”よかったこと”を1つ書き出す

・信頼できる人に、今の気持ちを話してみる

小さな行動でも、続けることで**「自分にもできる」**という感覚(=自己効力感)が育ちます。それが”回復力”の土台となり、再び前を向く力につながっていきます。

Maplyでは、こうした行動をサポートするために、レジリエンス・ジャーナル(自己記録ノート)やフォローアップ面談を通じて、変化を定着させる仕組みを整えています。

レジリエンスは、生まれつきの才能ではありません。
「気づく」→「整える」→「動く」この3つを意識することで、誰でも少しづつ”折れにくく、しなやかな自分”へ変わっていけます。

レジリエンスが必要な人の特徴

――組織の中で、こんな悩みを抱えていませんか?――

  • 1
    真面目で責任感強く、つい抱え込みすぎてしまう人
    →周囲の期待に応えようと頑張りすぎて、心身が疲れている。
    →頼まれごとを断れず、常に業務がオーバーフロー気味。
  • 2
    リーダー・管理職として部下指導に悩んでいる人
    →叱ることも褒めることも難しく、部下との距離感に疲れている。
    →チームをまとめる責任と、成果プレッシャーの板挟みに。
  • 3
    人間関係の”摩擦”にストレスを感じている人
    →上司・同僚・部下との間に気を遣いすぎ、本音を出せない
    →雰囲気を壊したくなくて、意見を飲み込んでしまう。
  • 4
    職場の変化(人事異動・組織改編など)に戸惑っている人
    →新しい上司やチーム文化に馴染めず、パフォーマンスが下がっている。
    →「またゼロから関係を作るのか・・・という疲労感が抜けない。
  • 5
    成果を出しても「認められていない」と感じている人
    →数字や結果を出しても、評価されない虚しさが残る。
    →モチベーションの波が大きく、次第に”やる気の天井”を感じている。
  • 「成長したいけど、何をしたらいいか分からない」人
    →昇進・転職・スキルアップを考えるが、方向性が定まらない。
    →自分のキャリアを俯瞰して整理できず、焦りだけが残る。
  • 職場に居場所がないと感じている人
    →周りとの価値観がズレているように感じ、孤立感を抱えている。
    →雑談やミーティングでも発言が減り、「浮いてるかも」と思ってしまう。
  • 若手・中堅社員で”燃え尽き”を感じている人
    →入社当時の情熱が薄れ、仕事に意味を見出せない。
    →「このままでいいのか?」という迷いが増えている。
  • メンタル不調を感じても、相談できずに我慢している人
    →「弱みを見せたくない」「周りに知られたくない」と心を閉ざしてしまう。
    →気づけば笑顔が減り、感情のアップダウンが激しくなっている。
  • 10
    チームの雰囲気や人間関係に影響を受けやすい人
    →周りの機嫌・空気に敏感で、自分の気持ちが左右されやすい。
    →感情のコントロールにエネルギーを消耗している。
  • 11
    家庭と仕事の両立に悩んでいる人
    →在宅勤務や育児・介護との両立で、自分の時間がなくなっている。
    →”働くこと”が義務になり、喜びを感じにくくなっている。

レジリエンスは、「我慢」ではなく「回復力」。そしてそれは、誰でも鍛えられる”心のスキル”です。

レジリエンスは”心の筋トレ”

筋肉と同じように、心も”使い方””休ませ方”を知ることで強くなります。

Maplyキャリアブリッジでは、職場の中で苦しむ人・支える人の双方に向けて、**「キャリア×レジリエンス」**の視点から伴走支援を行っています。

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